アメリカフヨウってどんな木?花言葉や種類は?花や実、葉の特徴も解説!
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こんにちは!樹木博士です!
今回は「アメリカフヨウ」について解説していきますよー!
あなたに伝えたいこと
アメリカフヨウの特徴は?どんな木なの?
アメリカフヨウとは・・・
アオイ科フヨウ(ヒビスカス)属の多年草で低木です。
低木ということで、高さは1m~1.5mと人の丈と変わらない大きさですね♪
北アメリカ原産の、いわゆるアメリカ版の芙蓉です!
学名は『Hibiscus moscheutos』で、別名はクサフヨウ(草芙蓉)とも呼ばれます。
別名は、他の木芙蓉や水芙蓉などと区別される際に用いられるんですよ!
南国の花、ハイビスカスによく似ているので熱帯の花のような印象を受けますが・・・
北米原産なので、耐寒性に富んでおり、平暖地であれば冬を越すことができるんですよ!
日本でよく見るフヨウもかなりの根性の持ち主ですが、アメリカフヨウも大分丈夫な花です!
アメリカフヨウの花言葉を紹介!
アメリカフヨウの花言葉は3つあるんですよ!
それは、<日ごとの美しさ> <しとやかな恋人> <はなやかな生活>です。
<しとやかな恋人>に関しては、フヨウ(木芙蓉)でも言えることで、花の気品あふれる姿をたとえたものとされていますよ♪
他の2つに関しては、残念ながら確かなことは言えませんが・・・
日ごとの美しさは、花が長期間にわたり毎朝次々と咲いていき、日々美しさが増していく様子からきているのでしょうか?
華やかな生活においては、アメリカフヨウが持つ華やかさからきていることが考えられますね。
アメリカフヨウの種類や品種は?
アメリカフヨウは、たくさんの品種があり、それぞれとても綺麗な花を咲かせますよ♪
日本へは昭和初期に渡来し、今では庭木として親しまれています!(道端に生えていることもありますが・・・)
そんなアメリカフヨウの品種をいくつか紹介しますね♪
◆サウザンベル
日本で作出されたアメリカフヨウの改良品種で、大きいもので花径30㎝にも達する超巨大輪です!
国内外で人気があり、花色は赤、白、ピンク、複色とカラーバリエーションも豊富です!
草丈は150㎝ほどにもなる改良品種の中でも大ぶりな種です!
美しい花ながらもそのダイナミックさが人気の秘訣ですね。
◆ルナ
やや小型園芸品種で、草丈は約40~60㎝、花径15~18㎝程度の花を咲かせます。
先ほど紹介したサウザンベルに比べるとかなり小さめです♪
花色は赤、白、ピンク、複色とあり、ハイビスカス・ルナの名前でも流通します!
なんだかおしゃれなネーミングですね♪
◆ディスコベル
こちらも、草丈40~60㎝ほど、花径20㎝程度の小型品種です。
赤、白、ピンク、複色の花を咲かせます!
◆タイタンビカス
“タイタン”というと強そうな名前ですが、アメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種で非常に強いんです!!
強いといっても丈夫という意味で、特に暑さには非常に強く、強烈な西日のあたる場所でも大丈夫なほどなんですよ!
こちらの花色は、赤や赤紫、白などです。
アメリカフヨウの花の特徴や開花時期は?
アメリカフヨウの花は、白や赤、ピンク、濃いピンク、複色などカラーバリエーション豊富ですよ♪
そんな花の開花時期は7~9月にかけてで、朝咲いて夕方にはしぼんでしまう1日花と呼ばれるタイプの花ですが・・・
長期間にわたり、毎朝、次々、どんどん、切れ目なく咲いてきます!!
遠目から見ても大きいインパクトのある花で、品種にもよりますが直径20㎝、大きいものでは30㎝にもなる超大輪の花です。
スケールの大きさはさすがアメリカです♪
花が大きいだけあって、蕾も大きく、枝に多数つきます。
花は5枚の花弁を持っており、中心には上向きの先が5裂した雌しべが見えます。
たくさんの雄しべが筒状に集まっており、まるで雌しべを守るかのように包み込んでいます!
まあ、雌しべの方が大きく突き出ているんですけどね(笑)
アメリカフヨウの葉の特徴は?
アメリカフヨウの葉は、先の尖った卵状で、縁に細かい鋸歯があるのが特徴です!
他のフヨウやスイフヨウの葉は、掌状で切れ込みがあるのが特徴なので、葉を見れば見分けがつきますね。
また、葉軸に対して、互生(ごせい)といって小葉が互い違いにつくタイプの葉のつき方をしています。
葉は、フヨウの葉よりもやや小さめです。
アメリカフヨウはどこに分布しているの?
アメリカ東部のオンタリオ州からマサチューセッツ州、オハイオ、インディアナ、アラバマ、フロリダなどに分布しています。
北アメリカ原産で、湖や河川などの周辺のやや湿り気のある場所に多く自生している湿性植物なんです!
日本では庭木としても人気ですが、その生命力の強さから普通に道ばたに生えていることもありますよ!
日光を好み暑さに強いので、よく日の当たる場所で土を乾かさないようにすることが重要ですよ!
まとめ
今回は、アメリカ版フヨウである、アメリカフヨウについて解説しました!
フヨウの可愛らしさも持ち合わせていますが、そのダイナミックさのギャップが更に素敵です♪
そんなアメリカフヨウの特徴について振り返ると・・・
・アオイ科フヨウ(ヒビスカス)属の多年草で、人の丈ほどの低木
・北米原産ということもあってか、わりと寒さにも耐えられる!
・花言葉は日ごとの美しさ・しとやかな恋人・はなやかな生活の3つ
・改良品種も豊富にある♪
・開花時期は7~9月で、朝咲いて夕方にしぼんでしまう
・葉は互い違いについて、縁に細かい鋸歯がある先の尖った卵状
・アメリカ東部のオンタリオ州からマサチューセッツ州、オハイオ、インディアナ、アラバマ、フロリダなどに分布
いかがでしょうか?
北米原産の花ですが、南国気分を味わうことができる面白い花でしたね!
庭木としても楽しむことができるので、何を植えようかな~と迷ったら、アメリカフヨウなどいかがでしょうか?!
きっと、自宅で南国気分が味わえますよ♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事が少しでも参考になりますように♪
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どうも!樹木博士です!樹木にハマってから早40年以上。
小学生のときから、なぜか樹木が大好きでした。周りの子たちが スポーツやら恋愛やら遊びやらに励む中、私だけは樹木に夢中。
そんな風に育ったので、もちろん青春と呼べるような経験はほとんどありません。ただ、樹木に関しての知識や経験はたっぷりですw
樹木事典では私の樹木人生で得た知識や経験などを惜しみなく公開していきます!
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