メグスリノキってどんな木?効能や副作用は?肝臓に良い?効果なしなの?
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こんにちは!樹木博士です!
今回は「メグスリノキ」について解説していきます!
メグスリノキには体に良い効果がたくさんあるので、凄いありがたい樹木なんですよ!
もしかしたら、今のあなたがあるのはメグスリノキのおかげでもあるかも知れませんね…
あなたに伝えたいこと
メグスリノキってどんな木なの?名前の由来は?
【メグスリノキ】って、かなりインパクトのある名前ですよね?
その名の通り、目の洗浄薬として使用されていたことから、この名前が付きました。
(そのまんまですね!w)
その歴史は古く、なんと戦国時代ごろから利用されていたとか!
かの戦国武将も、メグスリノキに助けられていたかもしれませんw
そんなメグスリノキ、実は日本国内にしか自生していない…って知っていました?
名前のインパクトにもびっくりですが、日本にしか自生していない…これもまたびっくりですね!
でも実際に見たことのある人は少ないのでは?(かく言う私もその一人w)
実際にどんな木かを見てみましょう…!
↓↓
「Nagano Prefecture」より引用
…あ、意外と普通w
名前はインパクト大きいですが、見た目にはさほどでもありませんでしたね。
こうしてみると、結構背が高いんですね!
なんと大きいものでは、10メートルに達するものもあるんです!
ちなみに、薬になるからと言って、特別希少な木でもないため、ホームセンターでもメグスリノキの苗木売ってますw
(苗木はさすがに10mは無いと思います…ww)
そんなメグスリノキですが、葉の形が蝶々に似ているため、別名「蝶々の木」とも呼ばれています。
本当に蝶々に見えるでしょうか…?
ここで葉っぱの形も確認してみましょう。
↓↓
ん…これって蝶々?!
その辺の解釈は、これを読んでいるあなたの感性にお任せ致します!w
もう一つの名前の由来ですが、「蝶々の木」が転じて、「長者の木」となった…とする説もあるとか。
司馬遼太郎著の「播磨灘物語」には、戦国時代の名将、黒田如水(官兵衛孝高)の祖父である重隆が、室町時代にメグスリノキから抽出したエキスで目薬をつくり、黒田家の礎を築くほどの財をなしたと記されています。
薬を売って儲けて、億万「長者」になった人もいたんですね!
メグスリノキの効能とは?
戦国時代から「目薬」として利用されてきたメグスリノキ。
名前の由来こそ目薬でしたが、実は肝臓にも良いことが、近年の研究によって分かったんです!
メグスリノキの皮には、多くの有効成分が含まれており、
・眼病の予防
・視神経活性化
・肝機能の改善
などの効果があることが、学者さんたちの研究によって判明したのです。
1970年代から1980年代にかけてのことでした。
こうして、これまで民間療法として利用されてきたメグスリノキは、学術的裏付けを得て、一大ブームを巻き起こしました!
なんと、一時期はメグスリノキが盗まれる被害が相次いだとか。
現在はそんなブームはどこへやら、知る人ぞ知る健康食品として、メグスリノキ茶やサプリメントがドラッグストアなどで販売されています。
次からその効能をじっくり見ていきましょう!
メグスリノキは肝臓と眼病に効果がある!
ここからは少し専門的な話になりますが、なぜメグスリノキが目に良いとされているのか…
メグスリノキに含まれている成分を確認してみましょう!
メグスリノキの主な有効成分は、下記5つです。
- ロドデンドロール
- トリペルテン
- カテキン
- ケルセチン
- β-アミリン
…ちょっと呪文みたいですが、頑張ってついてきてくださいね!
順番に解説していきます。
ロドデンドロールが肝機能を向上させ、眼病を防ぐ
メグスリノキの主要成分となるのが【ロドデンドロール】という成分。
タンニンの一種であり、抗菌・殺菌作用があります!
なんとこの、ロドデンドロール。
メグスリノキにしか含まれていないという珍しい成分なんです!
実は、目と肝臓は密接な関係にあるって知ってましたか?
昔から「肝臓をよくすれば目も良くなる」といわれているんですが、それは肝臓は目にもつながっているから。
肝臓に効く漢方薬を、目の治療に使うことも多いんです。
肝臓の機能が回復することで、目にも良い働きをすることになるんですね。
ロドデンドロールは、肝機能の一つ【解毒作用】を向上させる働きがあります。
また、ロドデンドロールはタンニンの一種のため、【抗菌・殺菌作用】を持っているんです!
タンニンの【抗菌・殺菌効果】によって目の粘膜をウイルスや細菌から守り、炎症を防ぐ役割をしてくれます。
~~ ロトデンドロールの効果 ~~
【解毒作用】 ⇒ 肝臓機能が回復することで目にも良い働きをする
【抗菌・殺菌効果】⇒ 目の粘膜をウイルスや細菌から守って炎症を防ぐ
トリペルテンが腎臓機能を高めるから、疲れ目に効く
先ほど、肝臓と目の関係についてお話しました。
実は、腎臓も目と関係が深いんです。
腎機能が衰えると、体の水分量バランスが崩れてしまい、目の痛みや充血、かゆみなどの症状がやがて現れてきます。
メグスリノキに含まれる【トリペルテン】という成分は腎機能を改善させ、体液を増やし、体の水分量バランスを整えてくれます。
~~ トリペルテンの効果 ~~
【腎機能改善】⇒体液を増やして眼病予防
カテキンが、老化による目の不調を改善する
【カテキン】は、緑茶などの含まれている成分として有名ですが、メグスリノキにも含まれている成分です。
カテキンはフラボノイドの一種で、とても強い抗酸化作用を持っています!
酸化は目の老化の原因の一つ。カテキンの持つ強い抗酸化作用によって、目の老化を防止してくれることで老眼や白内障予防にも効果があるんです!
カテキン単体でもすごいのですが、先ほど紹介した【ロドデンドロール】の働きと相まって、相乗効果が期待できます!
ロトデンドロールは、メグスリノキにしか含まれていない成分。
【カテキン】と【ロトデンドロール】。
この2つの成分による相乗効果が期待できるのは、メグスリノキならではですね。
~~ カテキンの効果 ~~
【抗酸化作用】⇒老眼や白内障を予防
【ロトデンドロールとの相乗効果】⇒更に効果UP!
血の巡りを良くするケルセチンが、様々な疾病を防ぐ
これまでメグスリノキの「皮」部分に含まれている成分について確認してきました。
実は葉っぱ部分にも、効能のある成分が含まれているんです!
メグスリノキの葉っぱ部分には、【ケルセチン】という成分が含まれています。
ケルセチンは、フラボノイドの一種。
(先ほど紹介したカテキンもフラボノイドの一種でしたね。)
ケルセチンには、コレステロール値や中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする働きがあります。
血の巡りが良くなることで、様々な疾患を予防する効果が期待できます。
特に、動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防には期待大!
~~ ケルセチンの効果 ~~
【血液サラサラ効果】⇒動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防
動脈硬化を防ぐ働きも
【β-アミリン】という成分も、メグスリノキの葉っぱに含まれている成分の一つ。
血管が硬くなるのを防いでくれる効果があります!
血管が硬くなると心配されるのが、動脈硬化。
動脈硬化が進むと、様々な病気を引き起こすことにつながるといわれています。
脳にかかわる血管が硬くなると、脳梗塞を引き起こすことも。
β-アミリンの効果により、動脈硬化を防ぎ、結果、様々な生活習慣病を予防することにつながるんです。
~~ β-アミリンの効果 ~~
【血管が固くなるのを防ぐ効果】⇒動脈硬化を防ぎ、生活習慣病を予防
メグスリノキには副作用はないの?
メグスリノキには目だけでなく、肝臓や腎臓にも良く、更には生活習慣病の予防など多くの効能があることが分かりましたね!
これだけ効果のあるメグスリノキ…
副作用もあるのでは…?
心配になっても当然ですね。
でも安心してください!
現在のところ、メグスリノキによって副作用が生じたという報告はされていません。
ですが、飲みすぎは禁物です。
特に、貧血の方や妊婦さんは注意が必要です。
それは、メグスリノキに含まれるカテキンの効果。
先ほど、カテキンには強い抗酸化作用があると紹介しましたが、実は鉄と結びついて、吸収を阻害するという働きもあるんです。
鉄分不足になりがちな方(貧血の方、妊婦さん)は、飲みすぎに注意してくださいね。
メグスリノキはどうやって摂取するの?
これまでメグスリノキの様々な効能について解説してきました。
ここまで読んだあなたは、きっとメグスリノキを摂取してみたいと思っているハズ。
でもどうやって摂取するんでしょうか…?
代表的な摂取方法は次の3つです。
- お茶として飲む
- 粉末(漢方薬)
- 錠剤(サプリメント)
現代では、お茶として摂取するのが最もポピュラーな方法です。
一口にお茶…と言っても、「ティーバッグ」タイプのものもあれば、メグスリノキを砕いた「刻み」タイプもあります。
ティーバッグはお湯に浸けて成分を抽出しますが、刻みの場合は、煮出して抽出するので、より成分を多く摂取することが出来ます^^
また、漢方処方されたものは粉末状になっていることが多いため、水やお湯で摂取します。
錠剤になっているものもあり、サプリメントとして販売されていますので、粉末が苦手な方は錠剤タイプも飲みやすいと思います。
メグスリノキ茶はどんな味?
ここまで読んだあなたはきっと、メグスリノキ茶を飲んでみたくなったはず。
気になるその味を、実際に飲んだ方に聞いてみました!
- 「あまり味がしない」
- 「材木のような味」
- 「木を煎じて飲んでいるような味」
- 「苦みがある」
…美味しいという感想が一つも見当たらないことからすると、これは少々工夫が必要ですね!
「良薬は口に苦し…」とは言え、積極的に摂ろうとするには、やはり飲みやすさも大切です。
飲みやすくするための方法をいくつかご紹介します。
甘みや香りを足す
その苦みと、「あまり味がしない」という物足りなさを中和するには、甘みや香りを足すのがおススメです。
メグスリノキ茶独特の苦みは、甘みで中和するのが良いでしょう。
ハチミツや、ガムシロップ等が良いですね^^
「あまり味がしない」物足りなさを克服するには、ハーブ類やレモンなどの柑橘類を加えることで、解決できます。
さわやかな香りで、気分も癒されそうですね^^
他の健康茶とブレンドする
他の健康茶とブレンドして飲むのもおすすめ!
自分だけのオリジナルブレンドを作るのも楽しいですね。
メグスリノキ茶とブレンドするのにおすすめの健康茶は…
・ほうじ茶
・ウーロン茶
・どくだみ茶
・ハブ茶
・オオバコ茶
等です。参考にしてください^^
メグスリノキの特徴!紅葉が綺麗!
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秋の夕日に~♪
照るヤマモミジ~♪
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秋になると連想する歌の一つですね。
「紅葉」と聞けば、大多数の方が真っ先にイメージするのは、「モミジ」ではないでしょうか?
実はメグスリノキは【カエデ科(ムクロジ科) カエデ属】に分類されるのですが、皆さんが良く知るモミジと同じなんです!
要はメグスリノキは、モミジの仲間ってことですね。
モミジ=赤といえば定番。
ですが、メグスリノキの紅葉は一味違っていて…
なんと、サーモンピンクに色付くんです!
↓↓
ね!とってもキレイでしょう!?
薬としての効能だけでなく、見た目の美しさも併せ持っているんですね!
しかし、これはあくまで個体差のあることで、ここまできれいなサーモンピンクが出るか、出ないか。
それはメグスリノキの生育状況や、日当たり…などの気候条件によって異なるんです。
実物を見れたら、かなりラッキーですね^^
まとめ
ここまで様々な切り口からメグスリノキを紹介してきました。
名前の由来は3つ紹介しましたが、覚えていますか?
①目薬として古くは戦国時代から利用されてきた⇒メグスリノキ
②葉っぱが蝶々に似ている⇒蝶々の木
③蝶々の木が転じたことから⇒長者の木
でしたね^^
メグスリノキが日本国内にしか自生していないという以外な事実もご紹介しました。
また、メグスリノキに含まれている成分について確認し、その薬効について科学的根拠があることも分かりましたね。
目だけではなく、肝臓や腎臓の機能UPに期待ができることも分かり、更には、生活習慣病の予防にも効果があり、体にとても良い成分が含まれていました!
終わりには、メグスリノキ茶の飲み方や、紅葉が美しいことも紹介しました。
メグスリノキ。
あまり聞きなれない樹木ですが、その詳細を知ることでグッと身近に感じられたのではないでしょうか。
どこかの庭先や、山や森でその姿をみかけた際は、是非、ここで知ったことを思い出して下さい♪
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人のプロフィール
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どうも!樹木博士です!樹木にハマってから早40年以上。
小学生のときから、なぜか樹木が大好きでした。周りの子たちが スポーツやら恋愛やら遊びやらに励む中、私だけは樹木に夢中。
そんな風に育ったので、もちろん青春と呼べるような経験はほとんどありません。ただ、樹木に関しての知識や経験はたっぷりですw
樹木事典では私の樹木人生で得た知識や経験などを惜しみなく公開していきます!
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