クロガネモチの特徴は?剪定や花言葉、モチノキとの違いを解説!
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こんにちは!樹木博士です!
今回は「クロガネモチ」という樹木について解説していきます!
あなたはクロガネモチが縁起の良い木って知ってましたか?
その理由については後ほど解説していきますが…
もしかしたら、あなたの庭にクロガネモチを植えると大金持ちになれるかも知れませんよ!
あなたに伝えたいこと
クロガネモチの剪定の注意点!
理由は後ほど説明しますが、縁起の良い庭木として人気のクロガネモチ。
木の形は自然と整いやすいのですが、やはり庭木にするなら剪定作業が必要です。
クロガネモチのような広葉樹と呼ばれる種類は、枝が横に広がる特性があるんですよ。
これを家の庭でされてしまうと、広い庭も全て日陰になりますよね?
そうならないように木の形を縦に長い楕円形に仕立てます。
この木の形を整える作業が剪定作業ですね。↓
「植木屋じぃじ」より引用
クロガネモチの剪定時期は4月上旬頃、木バサミやノコギリでおこないます。
まずは幹が枝分かれしている所で、中心に近く太い幹を残して他の幹を切っていきましょう。
残した幹も途中から横に切り取ります。
この幹一本を軸にして、周囲に小さな枝で縦に長い楕円形に仕立てるイメージですよ。
この時、細い枝は全部切らずにバランス良く残さないとスッカスカになっちゃいます。
最後に縦に長い楕円形から飛び出した小枝を元から切り取って完成!
ちなみにクロガネモチは非常に強いので、仮に根元付近から切っても新芽が出てきます。
あまり高くすると手入れが難しくなるので、背丈や腰くらいの高さで毎年剪定する人もいるんですよ!
クロガネモチの花言葉は?
花言葉は「魅力」「寛容」「執着」「仕掛け」です。
なんだか花言葉だけ聞くと、ハニートラップを仕掛けそうな大人な女性のよう?
実はクロガネモチの木の皮からは、鳥黐(とりもち)という小鳥を捕まえる糊のようなものが作られます。
一度くっついたらなかなかとれない所が、「執着」や「仕掛け」の花言葉の起源でしょうね。
では「魅力」や「寛容」は、どういうことでしょうか?
それにはまず、クロガネモチがどのような木なのかを知る必要がありますね。
クロガネモチってどんな木?
クロガネモチは、モチノキ科モチノキ属の常緑高木です。↓
クロガネモチは関東から西の本州・四国・九州・沖縄や、海外では台湾・朝鮮南部・中国の暖地に生育します。
比較的、海抜の低い森林や、海岸でも見られるので潮風には強いんですよ。
潮風を受けて育つ木は少ないので、このあたりが「寛容」と言われるところでしょうか?
一方、暖かい気候を好むので、雪が積もるような場所では育ちません。
寒さには弱いのです…でもでも!「魅力」があるのはここからですよ!
クロガネモチは縁起の良い木!?名前の由来は?
クロガネモチは庭木としての人気がとても高く、住宅地でも見かけることが多いです。
なぜ庭木として人気が高いかといいますと、金運アップや出世をもたらすからと言われています。
クロガネモチ→クロウガナイカネモチ→苦労が無い金持ち。
はい!語呂合わせです!
え?これが花言葉の「魅力」なの?
いやいやそれだけではありませんよ!
クロガネモチは花の少ない時期に比較的長い間、綺麗な赤い実をつけるんです。
葉が深い緑に対して真っ赤な実がなるので、これだけでも庭木として魅力的!
そうなんです!実だけではなく、この深い緑の葉も綺麗なんですよ!
クロガネモチの葉の特徴は?
葉は枝から互い違いに生える互生で、楕円の形。
ちょっと革っぽく、光沢があるんですよ。↓
若枝や葉柄が鉄のような黒紫色(これが名前のクロガネの由来)なのが特徴ですね。
クロガネモチの花の時期や特徴は?
5~6月になると小さな淡紫色の花を咲かせます。↓
実や葉のコントラストが強いのに、花はひかえめというか、奥ゆかしい感じがしますね。
写真に見えるように花びらは通常6枚ですが、5枚や7枚といった花も咲くんですよ。
クロガネモチには雄と雌があって、雄の木に咲く花は雄しべが目立ち、雌の木に咲く花は真ん中の雌しべの周りに小さな雄しべがつきます。
このかわいい花が咲いた後、秋になると綺麗な赤い実をつけていきますよ。
クロガネモチの実の時期や特徴は?
クロガネモチの実は、雌の木にしかなりません。
秋から冬にかけて実がなり、直径6mm程の小さな球形の実をつけます。
なんといっても特徴的なのは、その真っ赤な色ですね!
特にクロガネモチの葉の色が深い緑なので、赤色が余計に目立ちます。
さぁ、クロガネモチの一番の魅力ともいえる実をご覧ください!↓
どうですか!?まるで宝石のようですよね!
この実は、鳥達がこぞって食べにくるので、味の方も期待しますよね?
でも…人が食べると苦いです。
見た目が綺麗でも、味はよくない。
天は二物を与えませんでしたね。
クロガネモチとモチノキの違いは?
まずは高さから着目してみましょう。
モチノキの最大樹高は10m程ですが、クロガネモチは20m程とより高くなります。
そして若い枝と花が紫色を帯びているとクロガネモチですね。
実も似てるようで違いますよ。
モチノキの実はまばらにつきますが、クロガネモチは房状についています。
モチノキの実は10mm程ですが、クロガネモチの実は5~6mmと小さいのです!
似ているようでも、やはり違うところはありますねぇ。
まとめ
今回は、クロガネモチの紹介でした。
庭木として人気のクロガネモチ。
綺麗な形にする為に、自然に育てるだけでなく枝や幹を切っていく剪定作業が必要でした。
クロガネモチの花言葉は「魅力」「寛容」「執着」「仕掛け」という、どこぞのハニートラップを仕掛けそうな大人の女性のようでしたよね。
潮風でも育つが、寒さには弱い高木です。
クロガネモチが庭木として人気があるのはクロガネモチ→苦労が無い金持ちという語呂合わせと、綺麗な赤い実と深緑の葉のコントラストでした。
葉は茎から互い違いに生える互生で、革っぽい光沢がありました。
5~6月頃に小さな淡紫色の花を咲かせましたよね。
実は真っ赤でとても綺麗でした。
クロガネモチとモチノキの見分け方は、特に若い枝と花が紫色を帯びているかを見ましょうね。
縁起が良くて庭木として人気のクロガネモチを植えて、苦労が無い金持ちになりたいです!
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どうも!樹木博士です!樹木にハマってから早40年以上。
小学生のときから、なぜか樹木が大好きでした。周りの子たちが スポーツやら恋愛やら遊びやらに励む中、私だけは樹木に夢中。
そんな風に育ったので、もちろん青春と呼べるような経験はほとんどありません。ただ、樹木に関しての知識や経験はたっぷりですw
樹木事典では私の樹木人生で得た知識や経験などを惜しみなく公開していきます!
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