ヤマボウシの実が美味!花言葉や種類は?常緑ヤマボウシとの違いを知ってる?
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こんにちは!樹木博士です!
今回は「ヤマボウシ」について解説していきます!
ヤマボウシがつける実ってかなり美味しいって知ってましたか?
それはまるで〇〇のような味がしてとても美味しんですよ!
答えはこの記事でご確認ください!
あなたに伝えたいこと
ヤマボウシの特徴は?どんな木なの?
ヤマボウシとは・・・ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属分類される、落葉高木です。
落葉高木とは、冬になると葉を落とす高い木ということですが・・・
高木というだけあって、高さ5~10メートルにもなるんですよ!
幹は灰褐色ですべすべしているのが特徴です。
植樹すると剪定が必要な木はたくさんありますが、ヤマボウシは自然樹形がとても美しいので、剪定が必要ないんですよ!
もちろん、鉢植えに植樹する際は必要ですけどね!
ヤマボウシの実が美味い!
ヤマボウシの実を食べたことはありますか?
そもそも実が成るんだ!と思った方もいるでしょう。
ヤマボウシの実は黄色からオレンジ色の可愛らしい色ですが、見た目はブツブツしていて観賞用かな?と思ってしまいます・・・。
でも、ヤマボウシの実は食べることができるんですよ!!
果肉は柔らかくまったりとした甘みがあり、マンゴーやびわ、黄桃に似たおいしさです!
果実は赤く熟すと食べることができ、シャリシャリしていて砂糖を噛んでいるかのような食感です。
もちろん生食べることもできますが、ジャムや果実酒にして楽しむこともできますよ♪
ヤマボウシの実の時期や季節は?
ヤマボウシの果実は、8月~9月頃に紅橙色に熟します。
ヤマボウシという名前に反して、トロピカルなイメージの果実ですよね!
これは“集合果”といわれるタイプの果実で、複数の花の子房がくっついて、それらが集まって一個の果実のように見えているんですね♪
果実は直径1~3センチの球形で、種子は約3ミリで大きい果実には3~4個、小さい果実では1個入っています。
近縁にハナミズキ(アメリカヤマボウシ)という品種がありますが、こちらの果実は集合果ではなく個々の果実が分離しているので、見分けやすいですね♪
ヤマボウシの分布は?どこに生えているの?
ヤマボウシは本州から琉球列島、および朝鮮半島、中国に分布しています。
江戸時代には観賞樹木として欧米に栽培されたこともあるんですよ!
山の谷筋などの山地に自生していて、特に水が常にありつつ、水はけの良いところを好みます。
自然に樹形が整うため剪定が必要ないので、公園樹や街路樹としても利用されていますよ。
また、個人宅で庭木としての楽しみ方もありますよ♪
ヤマボウシの花言葉を紹介!
ヤマボウシの花言葉は<友情>です。
なぜ花言葉が友情になったかはわかりませんでしたが・・・
複数の花の子房が集まって果実になる様子と、友だちと友情で結ばれている様子がリンクしますね♪
ヤマボウシの花や実をモチーフにしたキーホルダーがあれば、友情の印につけたいですね(笑)
ヤマボウシの花の特徴や開花時期は?
ヤマボウシの花は、葉が茂った後の6~7月頃に開花します!
↓↓そのヤマボウシの花はこちらです。↓↓
白いシンプルな花が美しいですよね!と言いたいところですが・・・
実は白い花びらのように見える部分は“総苞(そうほう)”と言われる花の付け根の葉にあたる部分なんですよ!
この総苞の色は品種によって異なり、白以外にも黄色やピンク、赤などが存在します。
肝心の花はどこにあるのかというと、中心部の緑色をしたものがそうなんです!!!
花をよ~く観察してみると・・・
小さな淡黄色~緑色の塊から黄色い花のようなものを咲かせているのがわかりますね!
ちなみにヤマボウシの由来は、花を法師の頭に、4枚の総苞を頭巾に見立てて名づけられたんですよ!
そう言われてみれば、見えなくもないですね(笑)
ヤマボウシの葉の特徴は?
ヤマボウシの葉は対生といって、葉柄に対して葉が互い違いについているんですよ。
葉の形は、楕円(だえん)形または卵円形で長さ4~12センチと個体差があります。
葉の縁がなめらかになっている全縁タイプですが、やや波打っています。
紅葉がとても綺麗ですが、寒暖差があまり激しくない都市部ではあまり綺麗に紅葉しないんです。
ヤマボウシと常緑ヤマボウシの違いは?
今までヤマボウシに限局してお伝えしてきましたが・・・
近年人気が高まってきている“常緑ヤマボウシ”との違いについてもお伝えしたいと思います!
常緑ヤマボウシとは、ヤマボウシと同じミズキ科ミズキ属の果樹なんですが・・・
1年中葉の緑色をキープするという違いがあります。
また、ヤマボウシは日本固有種ですが、常緑ヤマボウシは中国が原産という違いもあるんですよ。
ホンコンエンシス(ガビサンヤマボウシや月光など)とヒマラヤヤマボウシの2つの系統に分けることができますが、常緑ヤマボウシは最近生まれた品種なので、一般にはなかなか流通しないんです。
ヤマボウシに比べてレア度が高いという点も異なりますね!
まとめ
以上がヤマボウシについての情報です!
この記事を通して、あの木がヤマボウシだったのか!と知った方もいるのではないえでしょうか??
そんなヤマボウシの花、果実などの特徴は・・・
・ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木で樹高は5~10m
・果実は食べることができ、黄色からオレンジ色でブツブツしている(8月~9月頃赤色に熟す)
・本州から琉球列島、および朝鮮半島、中国に分布していて、山地に普通に生えている
・花言葉は<友情>
・花は葉が茂った後の葉が茂った後の6~7月頃に開花し、白い花びらのようなものはフェイクで本物は中心にある!
・葉は葉柄に対して互い違いについていて、縁はつるつる
それぞれこのような特徴がありましたね!
ヤマボウシには品種改良されたものも多くあって、どれもとてもきれいなんですよ!
最後にいくつか紹介しますね♪
◆ビッグアップル・・・実の大きな品種
◆ホンコンエンシス・・・常緑で落葉しない品種
◆ウルフアイ・・・葉に模様が入る品種
◆源平・サトミ・・・斑入りの品種・赤みがかった花をつける品種
◆金陽・・・黄色の花をつける品種
◆ゴールドスター・・・葉の中央に黄色の模様が入る品種
など様々な品種が存在します!
どの花も見てみたいですね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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どうも!樹木博士です!樹木にハマってから早40年以上。
小学生のときから、なぜか樹木が大好きでした。周りの子たちが スポーツやら恋愛やら遊びやらに励む中、私だけは樹木に夢中。
そんな風に育ったので、もちろん青春と呼べるような経験はほとんどありません。ただ、樹木に関しての知識や経験はたっぷりですw
樹木事典では私の樹木人生で得た知識や経験などを惜しみなく公開していきます!
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