楠木(クスノキ)はどんな木?花言葉や特徴!樟脳や花や実、葉の季節も解説!
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こんにちは!樹木博士です!
今回は「楠木」について解説していきますよー!
日本で有名な楠木や、防虫効果など、楠木のすべてについて書いていますので、ぜひご確認くださいーー!
あなたに伝えたいこと
楠木(クスノキ)の特徴は?どんな木?
クスノキは、クスノキ科ニッケイ属の常緑高木(じょうりょくこうぼく・一年中緑の葉をつける、成長すると10m以上になる木)です。
漢字で「樟」、「楠」、「楠木」と書きます。(一般的にクスノキに使われている「楠」は本来、中国のタブノキを指す字です)。
別名は、クス、ショウノウノキ、ナンジャモンジャ(ナンジャモンジャはヒトツバタゴなど他の植物を指す場合もあります)。
樹高は、普通でも約20mですが、40mを超える大木もあります。
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枝葉がよく繁る木で、病虫害が少なく、生育しやすく、しかも寿命が長いんです。
ホウショウという、暖地で栽培される変種があります。
近縁種には、食用になるのでよく知られているアボカド、葉が線香の原料に使われるタブノキ、樹皮がシナモンという香辛料に利用されているセイロンニッケイがあります。
幹の周囲が10m以上の巨木になる個体も珍しくなく、樹形は、単独で見るとこんもりした形になります。
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全体に特異な芳香があります。
「クス」の語源は、その香りから「臭し(くすし)」である、また、「薬(樟脳を指す)の木(くすりのき)」からとする説、神秘的な木を意味する「奇しき木(くすしきき)」が転訛した(てんかした・本来の発音がなまって変わった)という説、「薫木(くすべぎ)」から転訛したとする説などがあります。
あと、くす玉ってありますよね?イベント用の割り玉です、その語源がクスノキの葉を丸めて虫除け、魔除けとして持ち歩いていたものを「楠玉・薬玉(読みは双方ともくすだま)」と呼んでいたからという説もあります。
魔除けになるとされていたのは、古来からアジア圏で、虫は寄生虫や病原菌など病魔を媒介すると考えられていたことから(実際、そういうこともあると思います)なので、病魔除けという意味ですね。
昔、「薬玉、久寿玉(くすだま)」は、薬草、香草、香料を錦の袋に詰め、造花などで飾り付けし、五色の糸をたらした入れ物で延命長寿、無病息災の願いが込められているものを指していました。
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源氏物語の一場面にも登場しています。(「源氏物語 六條院の生活 風俗博物館(京都)」 平成28年~展示 同館作成資料)
「五月の節句なので、今日は玉鬘の姫君のところには、言いようもなく趣向をこらした薬玉などが、方々からたくさん贈られています。」(「源氏物語 巻五」 瀬戸内寂聴訳 講談社文庫)
平安時代には端午の節句に薬玉を贈ったり、几帳に飾るなどしていたようです。
中国でもこれを魔除けの道具として端午の節句などに使用していたとのこと。
後世になってショウブやヨモギなどを飾った華やかなものに変化したとのことです。
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現在では、七夕の飾り付け、祝い事に使われる割り玉などに「くす玉」が使われています。
楠木の花言葉!
クスノキの花言葉は、「芳香」です。
由来は、ほのかに香る樟脳の香りからだそうで、わかりやすいですね。
ここまでに「樟脳(しょうのう)」という言葉が、いくつも登場しましたが、それはいったい何なんでしょう?次の章で詳しく解説していきます!
楠木の樟脳とは?
樟脳とは、楠木から採れる白色半透明の結晶で、強い刺すような樹脂系の香りを持つものです。(別名カンフル、カンファー)
日本での最初の製造は元禄年間(1700年頃)に当時の琉球(沖縄)から生産技術が伝えられたと考えられています。
切削した楠木を水蒸気蒸留したものを精製すると天然樟脳ができます。(製造方法を簡単に紹介したらこうなってしまいましたが、十数もの行程を重ねて抽出されるのだそうです)
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「樟脳」は、天然の防虫効果、消臭効果、香りにはリラックス効果もあるといわれ、かつては200~300ものメーカーが生産していました。
現在、天然樟脳を生産しているのは、九州地方の数軒のみとなっています。
昭和初期に、松脂由来のテレピン油から合成できる樟脳の量産化成功により、合成による製造がほとんどとなったためです。
その、樟脳は、具体的に何に使われているんでしょう?
樟脳には防虫や抗菌効果がある!
「樟脳」は、防虫剤や防腐剤、花火の添加剤、医薬品、化粧品にも使用されています。
「しょうのう」と呼ばれる防虫剤を知っている人は、強烈な匂いが洋服に染みついて、周りの人から嫌な顔をされてしまうというイメージを持っていると思います。(私もそうでした!)
天然の成分だけで作った樟脳は、スーッとしたすがすがしい匂いとのことです。(服に匂いがついてしまうことは同じなので、着る前にはクローゼットから出して軽く振ったりすると匂いは比較的早く消えます、すぐに消したい場合は、スチームアイロンをかければよいそうです)
楠木の特徴のひとつとして、全部位に樟脳が含まれていることが挙げられます。
樟脳には、防虫効果、抗菌効果、血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用、鎮痒作用、清涼感をあたえる作用などがあり、外用医薬品(主にかゆみどめ、リップクリーム、湿布薬など)、化粧品(かゆみ止め、毛根の活性化、清涼感などの目的でヘアトニック、リップクリーム、化粧水など)にも使用されています。
成分表示は、化粧品にはカンフル、医薬部外品にはdl-カンフル、医薬品では、d-カンフル、dl-カンフル(ジェネリックなどもありますが、現時点では全てにカンフルというカタカナが入っている成分名)となっています。
カンフルっていう言葉は他でも聞いたことがありますよね?ほとんど駄目かと思われる物事に対する起死回生の手段を「カンフル剤」と呼ぶことがあるので、プロスポーツの新聞記事などで、敗戦続きのチームに「この選手の起用はカンフル剤となるか」といった使い方をされることがあります。
かつては強心剤としても使用されていたため、ほとんど用いられなくなった現在でも例えとしてカンフル剤という言葉だけが残っているんですね。
蚊、ゴキブリやムカデ、ネズミなども、樟脳の匂いが苦手であるため、忌避剤として利用することもあります。
クスノキ精油にも防虫効果がある!
樟脳を作るときに一緒に出来る油、クスノキ精油(こちらも別名カンフル、カンファー)にも防虫効果があります。
刺激性の香りでありながらリラックス効果もあるので、就寝時に枕に一滴たらしたりと、アロマテラピーにも使われます。(「気分が塞ぐ時」や「布団や衣服の虫除け等」に適しているそうなので、枕に一滴はとても効果的な使い方ですね)
霧吹きに水100mlと精油4、5滴を入れると虫よけスプレーになります。人体には刺激が強過ぎて使用できませんが、網戸や玄関など虫の入ってくる場所にスプレーします。(虫の忌避効果がある香りは揮発が早いので、虫よけ効果を持続させるには、こまめにスプレーし直すことが必要です)
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防虫剤としては、紙や木で出来たオーナメントに数滴垂らしてクローゼットに吊るす、サシェに数滴垂らしてタンスに入れる、などの使い方があります。(精油が直接服についてしまうとシミになるので、完全に浸み込んだのを確認してからクローゼットなどに入れます、匂いが消えてきたら精油をまた垂らして繰り返し使えます。)
↓↓↓↓ (オーナメント)
↓↓↓↓ (サシェ)
楠木の木部そのものにも防虫効果があるので、クスノキの木材を球形や、四角形に整えたもの、また木材と精油がセットで市販されていたりしますから、クスノキに直接数滴塗ってもいいですね。(この場合も精油が直接服に着かないよう、よく浸み込ませ、心配であれば和紙で包みます)
防虫効果のある精油はクスノキだけでなく、代表的なものだけでもラベンダー、ゼラニウム、ユーカリ、ペパーミント、レモングラス、ティートリーなど(植物は、自分を虫から守る物質を何かしら持っていることが多いんです)何種類もありますので、お好みの香りをミックスしてみては?
クローゼットを開ける度に、自分好みの天然精油の香りが楽しめたら、気分がいいですよね〜。
ここで、精油を買う時の大切なポイント!「精油」または「エッセンシャルオイル」と瓶や外箱に記載されていることを確認することです。(アロマオイルなどの名称のものは、純粋に植物から抽出した精油ではないことがあります。)
「精油」=「エッセンシャルオイル」です!国産の精油は「和精油」と表記されていることもあります。
精油の名前は「クスノキ」のほか、「樟脳」や、「カンファー」「カンファー(樟脳)」も一般的です。
「ローズマリーカンファー」は、「ローズマリー」の精油ですが、ローズマリーにも同じくカンファーという成分が含まれ、採れる地方によって、含有率が多い物を「ローズマリーカンファー」と呼びます。(クスノキ精油と同じ使い方ができます。)
「アロマオイル」と「精油、エッセンシャルオイル」が併記されているものは、「精油」です。
今まで合成の防虫剤を使っていた場合は、クローゼットやタンスの空気を入れ替えてから天然のものに変えます、できれば、服にも風を通した方がよいとのことです。(合成と天然のものを一緒に使うと服を変色させる恐れがあるため)
塩化ビニル、スチロール製品は、樟脳で変形することがあります、バッグなどの保管には不向きです。
クスノキの天然防虫効果で、人と衣服と環境にやさしいクローゼットが出来るかも。
ただ、この方法は手間とコストがかかり、精油の揮発具合に防虫効果が左右され、合成防虫剤と比べると効果は弱いので、「こういうこと大好き!」「趣味の域に入るから、いくらでも出来ちゃう!」という、精油で防虫剤を作りたい方は、お気に入りの服が虫食いにならないよう、十分ご注意くださいね。(特に夏期はこまめなチェックが必要です、結晶の樟脳の方も、固体から気体に昇華する性質なので、減り具合に気をつけてください)
樟脳には中毒性がある!?
樟脳に含まれるサフロールという毒性の物質による中毒が報告されていますが、それは間違って食べてしまった時に起こるものです。
少しでも飲み込んでしまった場合には病院に行く、舐めた程度なら水を飲んで様子をみるくらいでよいそうです。(匂いや気体を吸い込んだ程度では、ほぼ人体に影響を及ぼす程度の濃度にはなりません。)
防虫剤として市販されている樟脳は、強い刺激的な香り(これは食べ物じゃないよ、みたいな)がありますので、まず食べようと思うことはないでしょう。
念のため、小さいお子様や、ペットには開けられないような場所に保管するのがよいと思います。
化粧品、医薬品に含まれていますが、用途は外用のみ、つまり、わずかな量が配合されたものを皮膚に塗るだけなら薬となります。
樟脳は皮膚から容易に吸収されます。(吸収される時に、清涼感をもたらしたり、わずかに局部麻酔のような働きをします)
化粧品の場合は、配合量の制限があり、広く使用されていながら重大なアレルギーの報告もないため、現時点では安全性の高い成分と考えられています。
医薬品においては、発赤、発疹等の過敏症があるようですが、その頻度は調査されていません。(あまりないということでしょうか、過敏症が出た場合には使用を中止すればよいそうです)
精油の方は、種類によって毒性を含むものと、含まないものがあります。
クスノキ精油から、分別蒸留をし抽出した、ホワイト(白油)と呼ばれるものが無毒です(毒性のサフロールを含まない)。
この「カンファーホワイト」という精油のみ、1/100に希釈用のオイルで薄めて、マッサージオイルなどとして人体に使うことができます。
(精油を数滴お風呂に入れるという人もいますが、それは、お湯に入れた場合は揮発が早くなり、よくかき混ぜることでほとんどが湯気の香りとなってしまうため皮膚刺激が少なくなるからで、肌が弱くない人なら大丈夫です、また、始めからそのままお風呂に入れる用途のものが市販されています。)
妊娠中の方、てんかんの持病がある方、幼児には、全てのカンファー精油、クスノキ精油を使うことができません
通常アロマテラピーなどに使われるのはこの「カンファーホワイト」という名称の精油ですので、市販されている精油は、「カンファー」「クスノキ」などの名称でも毒性のないホワイトが使われていることが多く、何気なく使っていてもほぼ心配はいらないようですが、日本では、精油が雑貨の扱いになっているため、全成分表示の義務がなく、成分表示に正確性が欠けることもあります。
念のため、店頭のテスターを試香紙に垂らしてみましょう、見分け方は色が透明~うす黄色のものがホワイトです。
また、メーカーに問い合わせるなどしてからの購入が良いでしょう。
あれ?樟脳についてはずいぶん詳しく見ていきましたが、楠木の花や葉はまだよく見ていませんでしたね?次の章から詳しく解説していきます!
楠木の花の特徴や開花時期は?
楠木の花は、5月~6月頃に咲く、黄色がかった白色の小さな花です。
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大木に育つのに、花はこんなに小さくてかわいいなんて、意外ですね!
両性花(りょうせいか・1つの花に雄しべと雌しべの両方が備わっている花)で、その年に伸びた若い枝の葉の付け根から円錐花序(えんすいかじょ・茎への花のつき方のひとつ)を出します。
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円錐花序って、どんな花のつき方のことでしょう?
まず、花序は、2つに大別されます。
有限花序(ゆうげんかじょ)と、無限花序(むげんかじょ)です。
無限花序は、花が花軸の下から上へ順次咲いていくもの。
円錐花序は、無限花序のうち、総状花序(そうじょうかじょ)の一種で、主軸の周りに総状花序が何度も分枝し、全体が円錐形になるもののことです。
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1つの花は、直径約5mmで、はなびらは6枚です。
満開時の木を遠目でみるとこんな感じ。
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繊細な感じのする花ですね~。
実はどうなんでしょう?見てみたくなりましたよね?
楠木の実の特徴や時期、季節は?
楠木の実は直径約7~8mmの球形で、秋に熟しますが最初は緑色をしています。
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10月~11月頃に、黒紫色に熟します。
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中には、直径約5~6mmの種子が1つ入っています。
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この実は、鳥の好物といわれていて、食べて種子散布をしてくれますが、人間には食べられません、不味いと感じますし、楠木は全部位に毒性のあるカンフル(樟脳)を含んでいるからです。(公益財団法人 日本中毒情報センターの「有毒な木の実・草の実」にも「クスノキ」は記載されています)
鳥は大丈夫なんでしょうか?大丈夫みたいですね・・・熟した頃には、果肉の毒性は弱くなり、種子自体には毒性があるものの、堅いので鳥の消化管を通っても壊れないからという説があります。
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楠木の葉っぱの特徴は?
楠木は常緑樹(一年中葉をつけている木)ですが、その葉っぱの寿命は約1年、4月中旬から5月上旬にかけて古い葉が紅葉して、やがて落葉します。
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大木になると、落ち葉の量もすごいことになります。
同時期に若葉が伸びてきます。
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若葉はひろがるにつれ、赤みを帯びた色から緑色になっていきます。(同時に花の蕾も出てきます)
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葉は、卵形でつやがあり、革質(かくしつ・革のような硬い性質)で、長さ約5cm~10cm、先が尖っています。
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葉をちぎると、樟脳のツンとするような独特の香りがします。
葉脈(ようみゃく・水分養分の通う葉の筋)は、主脈の根本近くから左右に1対の側脈が出る三行脈(さんこうみゃく)です。
楠木の葉の三行脈の分岐点には1対の小さな膨らみがあります。
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いったい、何の膨らみなんでしょう?これがクスノキの特徴のひとつなんですが、ちょっと待ってくださいね。
(虫が苦手な方、このあと虫が出てきますよ!準備はよろしいですか~?)
お待たせしました。
これは、ダニ室といいます。(中が空洞になっていて、ダニが棲んでいるんです。)
↓↓↓↓ (顕微鏡写真)
「なにわECOスクエア」より引用
葉の裏側には、出入り口?が開いています。
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しかも、ダニに入られて膨らんだわけではなく、クスノキの方が、最初からこの部屋?を用意しているんです。
棲んでいるダニの種類は、植物に寄生するフシダニの仲間が最も多いとのこと(・・・あれ?樟脳の匂いがして毒性もあって、虫も寄ってこないのになぜダニを棲まわせておくのでしょう?)
それは、まだ解っていないそうなので、私は、個人的に研究を… してません!できませ~ん!w、ただ個人的に「クスノキの謎」と呼ぼうかな?と思っただけですw。
現在、さかんに研究が行われているところだそうです。
クスノキの葉は厚みがあるうえに、葉をつける密度が高いため、騒音対策として街路樹に使われたり、学校の周り、木陰を作る緑陰樹として公共の場所に植えられたり、また店舗、会社のシンボルツリーとしてエントランスなどに植えるなど、活用されることが多くなりました。
でも、最初はどこに生えていたんでしょう?
楠木の分布はどこに生えているの?
台湾、中国、ベトナムなどの暖かい地域に生息していて、日本に渡って来た史前帰化植物(しぜんきかしょくぶつ・縄文から弥生時代に、稲作などが伝来する過程で、ともにもたらされた帰化植物)とされています。
日本では、本州西部の太平洋側、四国、九州に見られますが、特に九州に多く、生息域は内陸部にまで広がっています。
生息割合は、本州の東海・東南海地方8%、四国12%、九州が80%を占めます。
暖地に野生しているものもありますが、人の手の入らない森林では見かけることが少なく、人里近くに多い樹木です。
特に神社の境内では大木が見られることが珍しくなく、御神木として人々の信仰の対象とされるものもあります。
楠木は、成長が早い上に寿命が長いため、各地の神社などに大木が残っていて、その風格と歴史から御神木となることも多かったようです。
一方では、古くから重要な建材としても使われ(内部に樟脳油を含むため、耐朽性、保存性に大変優れている)、広島県にある宮島の大鳥居などが楠木で造られた代表的な建造物です。
日本で有名な楠木を紹介!
自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査) 「巨樹・巨木林調査」の結果から幹周のトップ10のうち、8本は楠木です。
1位 蒲生の大楠 幹周24.2m 高さ約30m 樹齢約1500年 鹿児島県姶良郡
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2位 来宮神社の大クス 幹周23.9m 高さ約20m 樹齢約2000年 静岡県熱海市
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3位 北金ヶ沢のイチョウ 青森県西津軽郡
4位 本庄の大クス 幹周21.0m 高さ約26m 樹齢約1900年 福岡県築上郡
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「巨樹・巨大林データベース」より引用
4位 川古の大楠 幹周21.0m 高さ約25m 樹齢約3000年 佐賀県武雄市
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6位 権現山の大カツラ 山形県最上郡
6位タイ 衣掛の森(「きぬかけのもり」という名前の楠木) 幹周20.0m 高さ約20m 樹齢約2000年 福岡県糟屋郡
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「巨樹・巨大林データベース」より引用
6位タイ 武雄の大楠 幹周20.0m 高さ約30m 樹齢約3000年 佐賀県武雄市
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「巨樹・巨大林データベース」より引用
6位タイ 藤崎台のクスノキ群(7本のうち最大のもの) 幹周20.0m 高さ約22.5m 樹齢約1000年 熊本県熊本市
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10位 柞原八幡宮のクス(ゆすはらはちまんぐうのくす) 幹周18.5m 高さ約30m 樹齢約3000年 大分県大分市
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どの木も「圧巻です」を通り越してなんと表現したらいいんでしょう?神秘的な感じが漂うような・・・。
それぞれ、御神木とされているものが多く、千年以上昔の植えられた経緯がわかっていたり、名の由来や、言い伝えが残っていたり。
ご興味が湧いた方は実際訪ねられても肌で感じるものがあると思いますし、web上だけでもいろいろなことを知ることができます。
まとめ
この記事では楠木について解説していきました!
最初は楠木の特徴や花言葉について!
・常緑高木で病虫害が少なく、生育しやすく、しかも寿命が長い
・全体に特異な芳香がある
・花言葉は、「芳香」
でしたね!
そして、楠木の香り成分でもある樟脳について解説していきました!
・楠木から精製された樟脳は、防虫剤や防腐剤、花火の添加剤、医薬品、化粧品にも使用されている
・樟脳には、防虫効果、抗菌効果、血行促進作用、鎮痛作用、消炎作用、鎮痒作用、清涼感をあたえる作用などがある
・クスノキ精油にも防虫効果がある
・樟脳、一部のクスノキ精油には毒性があるので、食べないように気をつける
でしたね!
あと、楠木の花や葉の特徴などについて!
・花は、5月~6月頃に、黄色がかった白色の小さな花が咲く
・実は、10月~11月頃に、黒紫色に熟す
・葉は、卵形でつやがあり、春に前年の葉が紅葉して落葉する
・葉にダニ室があり、中にダニが棲んでいる
でした!
そして最後に有名な楠木の巨木を紹介しました!
楠木って、虫も寄らないような香りと毒性を持ちながら、ほんのわずかを外用すれば薬にもなり、知らなかったけれども、普段私たちが使っているものの中に、楠木から採れる成分が使われていたりするんですね。
私は、天然樟脳の香りを知らないかもしれないので、特に、市販されている端材や、クスノキ精油に興味を持ってしまい、自然のすがすがしい匂いであるとのこと、利用してみたいな~、と思いました!
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この記事を書いた人のプロフィール
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どうも!樹木博士です!樹木にハマってから早40年以上。
小学生のときから、なぜか樹木が大好きでした。周りの子たちが スポーツやら恋愛やら遊びやらに励む中、私だけは樹木に夢中。
そんな風に育ったので、もちろん青春と呼べるような経験はほとんどありません。ただ、樹木に関しての知識や経験はたっぷりですw
樹木事典では私の樹木人生で得た知識や経験などを惜しみなく公開していきます!
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